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宅配ボックスに冷蔵機能はある?生鮮宅配への対応状況


「生鮮食品も宅配ボックスで受け取れたら…」という声が増えています

ネットスーパーや食材宅配サービスの利用が増える中、「宅配ボックスで冷蔵・冷凍食品も受け取れたら便利なのに」という入居者の声が増加しています。
しかし現時点で冷蔵・冷凍機能付きの宅配ボックスはごく一部。しかも、設置条件や導入費用が高く、まだ普及段階にあるのが実情です。

冷蔵機能付き宅配ボックスとは?

冷蔵宅配ボックスとは、電気式の庫内に温度管理システムが備わっており、庫内を約0〜10℃前後に保つことができる設備です。一部の高性能モデルでは冷凍(−18℃)に対応したタイプもあります。

一般的な宅配ボックスが「荷物を安全に保管する」ことを目的としているのに対し、冷蔵型は食品の鮮度維持を重視した設計となっています。

国内メーカーの対応状況

ナスタ(NASTA)

現時点では冷蔵モデルの市販はなし。ただし、法人向けに業務提携を進めており、将来的な展開の可能性あり。

パナソニック

宅配ボックス「COMBO」シリーズにおいて、冷蔵機能付きモデルの開発実績あり。ただし、個人向けには未発売で、集合住宅や施設向けに限定的に納入されています。

大和ハウス工業 × D-BOX(ダイケン)

共同開発で一部冷蔵対応モデルを施設向けに納入。生協・ネットスーパーと連携した専用モデルが存在しますが、一般販売はされていません。

冷蔵ボックス導入のメリット・デメリット

メリット

  • 食材宅配・ネットスーパーの利用がしやすくなる
  • 長時間不在でも鮮度を保てる
  • 他物件との差別化ポイントになる

デメリット

  • 本体価格が高額(1台40〜80万円)
  • 電源確保・設置スペース・防水対策が必須
  • メンテナンスやランニングコスト(電気代)がかかる

施工実例:冷蔵機能付きボックスを導入した物件

事例:都市型ファミリー向けマンション(東京都港区)

子育て層をターゲットにした築浅マンションで、パナソニックの冷蔵ボックスを1階共用部に導入。ネットスーパー利用率が高まり、家賃相場より月額2,000円高い設定でも成約率が上昇

よくある質問:冷蔵機能付き宅配ボックス

Q1:電気代はどれくらいかかる?

通常1日あたり0.3〜0.5kWh程度の消費電力。月間で300〜500円程度が目安です(設置環境・使用頻度による)。

Q2:故障したらどうなる?

保証期間は1〜3年が一般的。冷却装置や基板などの部品交換で数万円〜十数万円の修理費用が発生する可能性もあります。

Q3:今後は普及しますか?

はい。食材宅配の増加とともに、冷蔵宅配ボックスは今後の成長分野と見られています。特にファミリー・共働き層を狙う賃貸物件でのニーズは拡大傾向です。

まとめ:冷蔵機能付きは“未来型宅配ボックス”

まだ普及途上ではあるものの、冷蔵対応の宅配ボックスは今後の賃貸差別化の鍵になり得ます。初期費用は高めですが、入居者満足・家賃アップ・ブランド化という中長期的なリターンを見込める先行投資です。
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