宅配ボックス - お役立ち情報 -

アパートに宅配ボックスを導入する手順|現地調査から工事まで


はじめに|設置前に知っておきたい背景

ネット通販が日常化し、非対面受け取りニーズが高まる中、宅配ボックスは「入居者満足度を高める設備」として注目を集めています。
特にアパートでは管理会社・オーナー側の意思決定だけで導入が進められるため、他物件との差別化にも最適です。
ここでは、実際にアパートに宅配ボックスを導入する際のステップを、現地調査から工事完了まで丁寧に解説します。

ステップ1|現地調査で設置可能か確認

導入前にまず必要なのが「現地調査」です。設置業者やメーカーの担当者が物件に出向き、次のような項目を確認します。

  • 設置スペースの有無(共用部・通路・駐輪場横など)
  • 床の水平・耐荷重・アンカー固定の可否
  • 電源の有無(電子式ボックスの場合)
  • 雨風対策(屋根の有無、防水性)

この調査結果をもとに、最適なボックスの種類や設置方法が提案されます。

ステップ2|仕様と台数の選定

宅配ボックスは大きく分けて「アナログ式(ダイヤル錠)」と「電子式(テンキー、ICカード連携)」があります。
アパートのような中小規模物件では、メンテナンス性やコスト面からアナログ型が好まれる傾向にあります。
台数は「入居戸数の半数程度+予備1台」が目安とされており、6戸のアパートであれば3〜4ボックスが適正です。

ステップ3|費用の見積もり

費用は製品価格と施工費を合わせて「15万円〜25万円」が相場です。

項目 概算金額
ボックス本体(3〜4ボックス) 10万〜15万円
施工費(アンカー固定・設置) 3万〜7万円
電気工事(電子式の場合) 2万〜5万円

アナログ式であれば工事は1日で完了し、電源工事も不要です。

ステップ4|設置工事と完了後の運用

工事当日は、共用部に騒音や振動が発生する可能性があるため、事前に入居者への告知が必要です。
設置が完了したら、使い方の案内文を掲示することでトラブルを防止できます。
導入後は「誰でも使える」「誤操作がない」「再配達が減った」などの声が多く、設備満足度の向上に繋がります。

【実例紹介】4戸アパートで導入したケース

埼玉県の築15年のアパート(4世帯)では、アナログ型3ボックスを導入。
電源不要で、設置費用は総額17万円。導入後3ヶ月で「通販対応が楽になった」「在宅時間を気にしなくてよくなった」という声が寄せられ、1戸の空室が早期成約に繋がりました。

よくある質問

Q1:施工期間はどれくらい?

小規模アパートであれば、設置工事は半日〜1日程度で完了します。

Q2:設置の許可は必要?

管理会社の所有であれば特別な許可は不要ですが、賃貸借契約で変更が禁止されている箇所がある場合は確認が必要です。

Q3:入居者から費用を回収できますか?

宅配ボックス導入をアピールして家賃に300〜500円上乗せすることで、2年以内に初期費用を回収可能なケースが多いです。

まとめ:設置手順の明確化が成功の鍵

宅配ボックスの導入は、今やアパート経営における競争力強化の手段の一つです。
現地調査から施工までのステップを踏むことで、スムーズな導入と入居者満足度の向上が同時に叶います。
入居者が「選ぶ理由」を生む設備として、宅配ボックスの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

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